出っ歯・埋伏歯の矯正治療|院長ブログ|さくら歯科・矯正歯科


2022年01月30日

川崎・横浜|さくら歯科・矯正歯科

症例報告

主訴:前歯が出ている
初診時年齢:20代
診断:上下顎前突症

治療計画:上顎左右第1小臼歯(4番)、下顎第2小臼歯(5番)上顎左右第3大臼歯(親知らず)抜歯し、歯牙の配列、個性正常咬合を目指す

使用装置:マルチブラケット装置(唇側)

治療期間:3年7か月

かかった費用(税抜き)
基本検査料:30000円
基本施術料:600000円
矯正抜歯代:5000円×4本

治療前        治療後

矯正治療前

矯正治療途中

矯正治療後

患者様の主訴は出歯ですが、奥歯のかみ合わせをよく見ると下の奥歯は半分埋まったままであり、それに伴い上の奥歯は伸び出ています。前歯のことは気づきやすいですが、奥歯のことまでは患者様はなかなか気づきにくいものです。歯の萌出年齢はある程度決まっています。定期的に歯科医院での検診をして問題点を見つけ、早期発見、早期治療に努めていきましょう。

埋伏歯の矯正治療はいろんな不正咬合の中でも難しい部類の矯正治療に入ると思います。通常、歯の根の周りには歯根膜といった歯と骨を結び付けている線維性の膜が存在しますが、歯が機能しないまま時間が経過すると、歯根膜が退化し歯と骨が結合し、いくら力を加えても動かなくなることがまれにあります。また、埋まっている歯は目視することができないため、ある程度動く方向を予測しながら治療を行い、動いているかどうかをレントゲンを撮影して判断していくため、矯正治療の難易度が高くなり、治療期間も長くなる傾向にあります。

矯正治療は見た目の審美的な改善はもちろんですが、噛み合わせといった機能的な側面の改善も目的としています。出歯を被せ物で改善する方法もありますが、歯並びの審美的かつ機能的な改善を総合的に行うことができるのが矯正治療のメリットだと思います。当院では歯並びの改善するための方法として、被せ物による治療も矯正による治療もどちらとも可能です。それぞれメリット、デメリットがありますので気になる方はいつでもご相談お待ちしています。

写真掲載にあたり、患者様ご本人の同意を得ています。
患者様の状態は一人ひとり異なり、治療内容によっても治療結果は異なる場合があります。

矯正治療のリスクとして歯根吸収、歯肉退縮 、歯牙の失活や治療後の後戻りなどが生じる可能性があります。

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